ギリギリまで変えない。都合がよいから。

なんだかんだで言いつつも、組織は一番利益が貰える状態が甘んじられるなら、是正が求められるまで変えないかも。

こんにちは、アリロボスです。年初までの資産の下げから若干持ち直しましたが、ここに来てまた停滞している感じです。私はアメリカ株式がメインですが、資金も投入しているので、それを除いて考えるとプラスではあるんですが、昔見たいに稼ぎやすい時期は過ぎたんですねぇ。もっと、目利きにならないといけませんね。ちょっと最近勉強不足ですし、しっかりせんと。

最近のニュースとかTV番組とか見ると、過渡期が近づいているように見えます。なんだかんだで、ニュースで目立つので最初に印象があるのは芸能関係ですね。ジャニーズや吉本の件です。もともと、芸能業界って明確な法整備が出来ていないと思いますが、なんだかんだで自分たちに反抗した人たちに圧力を掛けたり、不祥事で弱いところを最初に足きりにするのはどんな業界でもあることだと思います。

同じTVつながりだとドキュメント番組で外国人の技能実習生の話を見ました。蟹工船のやつですね。技能実習生と日本人乗組員の給料のものすごい差が印象です。かたや十何万で、もう片方は何百万なんですからね。それは船舶や機械の操作やらで技術には明確な差があるかもしれませんが、同じ時間勤務をしていて最低賃金の差はなかなか説明つかないんじゃないでしょうか?

外国人技能実習生を使うことによる人件費のメリットをさらっと事業側は語っていましたよ。外国人もものすごい差があることは分かっていたとしても「仕方ない」って感じのコメントです。そりゃ、実習生側はそう言うしか無いですが悲しいものがありますね。日本人労働者も3年間の実習期間を、褒めたたえて鼓舞してますが、そりゃそっちはたくさん貰ってるしっていう感じで、それがまた世の中の悲哀を感じさせます。

簡保なんかもそうですね。対象に高齢者が多いことや、金融リテラシーの欠如をついていることを考えると、もはや犯罪なんですけどね。まだ今後どんな処置が下るかはわかりませんので、注目です。でも、普通、社長のクビとか飛ぶくらい酷い話なんですがね。事業者が保険契約者への呼称が出てましたけどけっこうえぐいですよ。気になったら調べて見てください。

しかし、これは日本に限ったことじゃないかもしれませんけど、組織ってのは時代共に変革を求められるわけです。GAFAだっていつまでも租税回避が出来るかはわかりませんし、個人情報の摂取をなんの制約も無しにはできなくなっています。ま、中国のような国にとっては、ある程度の人権無視とかもなんのそので、まずは国家優先だから、またちょっと違うとは思いますが、それでも国が豊かになってくると同じような状況になるでしょうしね。

ただ、それは自発的に変わるってパターンはほぼ皆無な気がします。もう周りから避難からされまくって、否応なしに変えるって場合が多い。今回の芸能事務所の件も、普通の会社員とかとは全く別モノですよね。ずいぶん、芸能人の方は事務所側に権利を抑えられている気がします。しかし、トラブルがあっても会社員のように会社自体に非難があんまり行かない感じです。アメリカだと芸能人同士の組合があるんですが、日本では無いみたいですし、雇用の契約も向こうはエージェントとの契約を聞くので、日本の芸能事務所と違うっぽいです。どちらも芸能界は実力主義なのでやっぱり格差があるんでしょうけど、成功しても首根っこを事務所に抑えられている感が日本にはありますよね。

技能実習生の制度も農家や漁業関係者がそれを当てにしているのは分かります。分かりますが・・、これってもう今の時代に照らしてみると奴隷制度に近いんじゃないでしょうか?少なくとも対価が正当じゃないのはわかります。でも、自分からそれを止めようとはしないでしょうね。使い倒して周りがもうダメだって言うまで、組織はそれで行く気がします。農業組合、漁業組合共に政治の票としては重要でしょうし、政府からの対策も及び腰でしょうしね。

こういった境遇にある方に簡単に立ち上がれとは言えません。なぜなら生活が懸かってますからね。出来ることと言えば、教育だったり、貯蓄や資産運用だったりを自分のやれる範囲で少しづつ取り組んで、備えるしか無いですよね。それでどう変わるんだって話になるかもしれませんが、少しでも可能性があるならってことです。なかなか世知辛いですね。