人間は合理性だけじゃ片付く訳じゃない。最近、ますますその感じが強くなってる気がしませんか?
こんばんは、アリロボスです。最近はゲームでアサシンクリードオデッセイにハマってます。そのゲームの中で、勧誘のシステム(締めて文字通り落とす)があるんですが、なかなかエキセントリックです。あれで仲間になるなんて・・。あの時代は紀元前なんだけど、あんなノリなんでしょうか?以前遊んでいたスパイダーマンも楽しめましたが、あのスパイダーマン特有の軽口を言いながらのアクションは、中年にはちょっと感情移入の妨げになるし・・。アサシンは上手く感情移入できるといいな。
最近のニュースで、EUとイギリスが暫定合意案が合意だとかなんとかありましたね。今の時点だとイギリスの閣議までは合意だとか。なんというか、今もう一度だけEU離脱の決議を取ったらイギリスの方はどちらを選ぶんでしょうかね?私の勝手なイメージでは、イギリスはユーロじゃなくて、ポンドを持っていますが、加盟国なので関税が掛かりませんし、それにEU内で相対的にドイツはユーロ安でウハウハだけど、南方の加盟国はキツイっていう通貨を同じにしているが為のリスクを背負わなくても良いので、その状態を捨てちゃうなんてすごいですよね。
ヨーロッパの金融センターとしても重要でしょうし、EUという大きな国の集まりの一員でありながら、独自性も(他と比べて)保てているってけっこう恵まれていると思いますが、どうしてなんでしょうかね。他のEU国はあいつ勝手ばっかりしやがってって思っていると思うんですけどw。確かに離脱をすれば、EUより自国の主導権を取るとか、移民問題の対応がしやすくなるなどメリットもあるとは思いますが、それでもメリットの方が大きいような気がします。やっぱり自分で決められないってのがどうしてもイヤだったんでしょうね。理屈じゃないんです。
ただ、当時のニュースのアンケートとか見ると、もう離脱するって言うのは割と高齢世代で、若い世代はそれほどでも無かったみたいです。これは離脱した後の国の運営が上手くいかなかった時にけっこう禍根になりそうです。「おめーらが出てくっていうから、こんなことになったんだ!」って言われるかも。いつの時代も世代間の対立はありますが、この問題は一度起きちゃったらもう元には戻れないのできついでしょうね。もともとイギリスは外交というか、こういったことにはかなり用意周到でクレバーな立ち回りをする国だと思っていましたしたが、今回の顛末は実際にはかなりの人がびっくりなんじゃないでしょうかね。
日本はイギリスが4番目くらいの貿易相手国なので、やっぱり影響があるでしょうね。イギリスに工場とか置いている日本企業とかはどうするんでしょうかね?逆にEU側は、イギリスほどアツくなっていないように見えます。ロンドンのシティの代わりになりたい都市はいっぱいあるだろうし、なんだかんだでユーロに変えないわ、シェンゲン協定は行ってないはで勝手やっていたイギリスが出てくのであれば、「じゃあ、そうすれば?」って感じに思えますね。
もう一度EUに残るといってもイギリスが元の地位を得られることは無いように思えます。出ればEUの一部であるメリットが無くなるわけですから、他国の扱いだってそれは変わるでしょう。それでも、当時の国民投票では離脱を選んだんだから人間の感情って不思議ですね。
いまは、EUでもイタリアとか、最近だとブラジルもそうですが、アメリカのトランプ大統領のような自国第一主義の方が国の代表として台頭してきました。これはグローバル経済が拡大したわりにその恩恵が均等じゃない格差の問題が根底にあると思いますが、他の国がアメリカのように上手く(あれが上手く行っている仮定です。景気いいしね。)行くとはあまり思えません。
なぜかって言うと、アメリカや中国のように強くないからです。強いって言うのは軍事力とかだけじゃなくて、世界を引っ張るほどの経済力だったり、世界的な企業をたくさん有しているとか、人口が多いとか色んな要因を全部含めて強いってことです。要はアメリカや中国が色々強くアピールできるのは、それだけ一緒にいればメリットもあるよっていう事の裏返しなんだと思います。
だから、ただただ軍事力だけとか、国民第一で強気な外交態度を取っていたとしても、周りがあまり乗ってこない感じになるんじゃないでしょうか?あれ、なんかアメリカとかみたいに強く言ってるけど効果ないな?って感じになるように思えます。自分も優先すれば、相手もそういった相手には自分を優先する態度を取っても何の非難も無いですからね。それでも言う事聞かなければ色々困るってほどの力関係がものを言うと思いますよ。
余談ですけど、ヨーロッパの株式を取引できるサクソバンク証券って、ブレグジットでどうなるんだろう?ヨーロッパ株、興味があるんですけど・・。
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