危機に相(あい)対したとき

ここが、いざと言う時の”力”の差がでますね。

こんばんは、アリロボスです。今週はなんか疲れますね。トラブルというかハプニングが多くて、自分で予防線が張れないことは、もう仕方ないのでやるしかないのですが、起こって欲しく無いのも本音ですね。

ちょっと前に”GRIT”って言葉を聞いたこと無いですか? アンジェラ・ダックタース氏 の著書から出た言葉で、「やり抜く力」を指します。私もまぁサラリーマンなので、この言葉がニュースやら新聞やら色々なメディアに出た頃には、やっぱり会社の上の方から「GRIT」押しの言葉が出ましたよw。

この”GRIT”ですが、情熱と粘り強さを持った人は、そのやり抜く力によって成功を収めることが多くて、才能があってもそれを生かせるのは別問題とかなんとかってやつです。別に今日はその”GRIT”についてどうこう書きたいわけじゃないです。また、会社とか世間一般の”GRIT”には、ちょっと日本人が好きそうなニュアンスが無理に混ざってる感じがして、この言葉を引き合いに出している人たちがあざとく感じてしまって、「そう簡単じゃ無いよな」って捻くれた私は思っちゃうんですね。

今の世の中、年金や会社にも全面的に乗っかることはリスクがあるし、ブラック企業やブラック上司に遭遇したら、それこそ目も当てられない世の中です。だから、色々なことに興味をもって、自身の能力を拡張していくようなことが、時代のニューズとしてスポットが当たっていると思います。それが副業だとか副収入だったり、センスのある方は会社を飛び出して自身で色々な企業を立ち上げたりとかに展開していくんでしょうね。

ただ、この時に”やり抜く力”について合わせて考えると、一つの会社に居ようが、様々な仕事をしていようが、この力をもっているかどうかは別次元の話だなって思いました。自身で起業をしたりして成功している方は、当の昔に山場を何度も乗り越えている場合が多いと思いますし、ポッと出てすぐ消えていく方は、踏み止まれなかったわけで、何かが足りなかったのかもしれません。その一つがこの”やり抜く力”なのかもしれませんね。

この力を身に付けるのは何パターンかあると思います。一つは経験で、まあ何度も修羅場をくぐって身に付けるタイプですね。聞こえはいいけど、ようは生き残った方しか表に出てこない話なので、撃沈される方だっていっぱいいるわけです。さらに、その時の体験で、それを周りが助けてくれたとか、そんなものは無くて自分でやり遂げたとかで、後々の性格に反映しそうですよね。

もう一つは、ある意味幸運なタイプです。環境から醸成されるものです。周りが人々がやり抜く力を持ったグループ(職場、仲間)だと、自ずと感化されて成長していきます。なにしろ、その集団の中では普通だって思っていることが、あそこって”やり抜く力”が高いなってことですからね。こうゆうことは、多分別の場所へ行って初めて気が付くんじゃないでしょうか?ただ、ここにも集団からの脱落者が当然いるとは思います。

最後は自分の興味のあることをひたすら邁進した場合です。これは好きなことならどんな苦労もへっちゃらって奴です。本人はやってることは苦じゃないですが、創作系の方が陥る生みの苦しみって言うような別のストレスだってあるわけですね。ただ、これもまたその分野で大成しない多くの方はいるわけです。当たり前ですよね。漫画家にしろ、プロ野球選手にしろ、お笑い芸人にしろ、ある一定範囲のエリアではエース級だった方が出張っている訳ですが、じゃ、みんなエースかと言うとそうじゃないですから厳しい話ですね。

結局、なにかの危機やらハプニングやらトラブルやらに直面して乗り越えたりするとこの”やり抜く力”って育つもんなんでしょうかね。そんなにハプニングは起きる訳も無いのでちょっと違うかなって思います。私は日々の仕事やら趣味・遊びやらで惰性でやっているのと、本気でやっているかでけっこう自力の付き方が違うと思うので、次はもっととか、明日はもっとって考えたり、どうやったら上手くなるかを試行錯誤したりする、その繰り返しが”やり抜く力”を身に着けていくんじゃないでしょうかね?

危機などのトラブル対応において、必ずしもある一種類の”やり抜く力”だけが現出しているわけじゃないと思ってます。色々な”やり抜く力”の総合力でけっこうトラブル対応している場合が多く、まぁ、目立つわけです。もちろん、度胸だったりもあるとは思いますが、とにかく、トラブル時にはその人の全容が分かりやすい瞬間かもしれないですね。

余談ですが、私自身がこの”やり抜く力”を持っているかどうかは自分ではあまり判断できないし、あんまりしたくないなぁって思いますが、もし身につけているとして、身につけた経緯はきっと1番目のパターンなんだろうなって思います。だって、助けってほとんど無かったもんなぁw・・。