なんかやり方が変わって来たなぁ
こんにちは、アリロボスです。3月に入ってからここに来て、逆に寒くなっちゃいましたね。私、車のタイヤをノーマルに戻しているので、雪は勘弁してほしいです。まだ、霙(みぞれ)程度の遭遇で収まってますけど・・。
賃上げ、いい言葉です。揚げ物のように香ばしい。昨今の働き方改革って、正直あまり実感が湧かないですが、ぶっちゃけ給料がちゃんと貰えれば、ある程度は我慢できるもんです。
最近は若い世代から仕事に対しての第一希望として、「やりがい」から「給与」に変わってきているそうです。まぁ、「やりがい」は有っても無くてもなんとか生きていけるけど、「給与」は生きるに直結してますからね。
ちなみに、私自身も十分な中年のおっさんですが、このやりがいだとか、根性が無いとか、精神論てきなものは、下の世代には言わない(性格として言いたくない)ようにしてます。今の世の中を作ったのは、もっと上の世代や自分の世代がそう作ったわけで、若い世代はこの点に関しては、ほぼ受け身ですからね。よく考えると酷い言葉です。
政府でも総理がたびたび賃上げをコメントされてますが、今年の春季労使交渉から、内容の非公開が目立つようになってきました。一部の労働組合のベアの要求額を公表しなくなってきたんですね。
これって、これからの企業の労使交渉では、ある程度横並びというか、同じ業界で忖度していたものが変わる予兆と捉えて良いのかなって思いました。必ずしも、景気が悪いところが非公開とするのでは無く、全然大手でも非公開になったりしてますもんね。
業界自体にも気がねしないのと一緒に、社内においても格差を付けだすのかもしれません。このニュースを見たのは、日経新聞ですけど、個別賃金を重視する方向へ進みつつあるそうです。要は能力主義ですよね。
つまり使えない人は個別の賃金が低く評価されるわけで、賃上げ効果が仮にあっても評価が低いので給料は下がるって場合も考えられます。これを見て、まぁ、普通の感覚ですけど、実行性については会社によって別れそうですね。
もともとフラットな構造の会社であれば、変革も進みそうですが、ピラミッド構造の旧態依然とした年功序列・終身雇用だと骨抜きにはなりそうです。骨抜きっていうのは、多分管理職と一般職で仕組みを分けるって感じな気がします。
社員の能力によって賃金を変えるのは普通だし、特に役職を持たない社員にとっては分かりやすいかもしれません。逆に、役位も持たずに役職者相当の業務をやっている人は、その不平等を回避できる理由になるかもしれません。きっちりと評価をするってことはそうゆう事ですからね。
でも、役職者の場合はどうでしょう。もちろん、こちらも能力差によって賃金が変わるのは普通だと思います。しかし、身の回りにいませんか?なんでこの人が役職者になれたんだろう?って方。どんな会社にもある一定層はいるような気がしますね。
役職者のスキルって、いままで自分がプレイヤーとして見せてきた技量とはまた違った技量を要求されます。一般社員ではよくできた人も、管理職についたら全然ダメってのはそうゆうことです。自分だけじゃ無く、周りを導き・引き上げなくてはならないです。ひと昔のような精神論的な教育では成果が出てこないので、面倒くさいですが、相手の立場によったケアも必要でしょう。
マネージャー部分がダメで、一般職のようなプレイヤーの仕事はもうやっていないとかなると、もうマイナスでしか無いわけですよね。人の役職の上げ下げが簡単に出来るような構造なら良いですが、年功序列の企業ではかなり難しいわけです。結果として、役職としてのマネージャー能力、教育能力がさんざんな方でもそのまま残ってしまうわけですね。
それに珍しいか、ザラにあるかは会社によって違いますが、ゴマすりだけでのし上がってきたような社員がいれば、さらに改革は厳しいんじゃないですかね?こういった社員だけが抵抗勢力になるって意味じゃないです。だけど、その一部によって自分たち迄不利益を被るような仕組みを、その周りが作れるかって話だと思います。そんな可能性は作りたくないのが人間の心理じゃないかと。
特に日本人は変化を嫌う傾向が強いと思うので、仮に変革が起きるのであれば、劇的なものになると思ってます。つまり、もう抜き差しならない状態になってから変わるんじゃないかと思います。さらがら、幕末みたいな感じですが、要は腰が重いってことです。正直言って、なかなかこのあたりの改革って良いイメージが湧かないんですよね。
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