そりゃー、悪いことした奴が絶対悪い。でも、金融リテラシーを上げるかどうかは本人次第だし、その結果で災難に巻き込まれる。
こんばんは、アリロボスです。毎日暑い日が続きますが、最近は私の仕事もちょっと体を動かすものが多くなってきました。そして、なんか日に日に元気になっている気がする。バテ気味だったのが、回復すると以前より元気な感じ。これって普段が運動不足だってことなのかなぁ。
日本人は株式投資をしている割合は、欧米に比べて少ないのはよく聞きます。ざっとネットとかで調べると日本人は資産10%程度なのに対して、欧州では20%、米国では40%近くと随分な差ですね。これについてはいろんなネット記事で書かれていることなので詳しくは書きません。ま、投資への興味が他国と比べれば薄いってことでしょうかね?
ただ、なんとなく下地の考え方が投資向きじゃないって感じもします。よく聞きますよね。「投資は危ない」とか「投資はギャンブル」だとか「投資なんて楽して儲けるなんてダメだ」とか、なんか変な思いが先に来ちゃってます。
思いで来られるとダメですね。科学的な論拠が効かないです。だったら、宝くじはどうなんだって話ですが、大好きですからね、日本人は宝くじ。ギャンブルはダメだって言っているのに宝くじはみんなやったりします。そして、日本のギャンブルの中でも、宝くじの還元率が50%以下なのに対して、パチンコや競馬などの方が還元率がマシなんです。でも、そんなことを指摘されても、きっと「夢を買う」とかでダメなんでしょう。
投資脳が出来てなくても、堅実に貯蓄をするのは大好きな国民性です。バブル時代は定期預金の金利が3%とかあったみたいですが、今では0.001%です。3000倍も違うわけなので、普通に貯めててもお金は増えて行きました。ちなみに定期預金だと6%だから、今のS&P500のETFを投資し続けるのと同じくらいですよね。減らない分だけ定期の方が有利かもです。
この高度成長時代に金融教育とかがきちんとできていれば違ったかもしれませんが、結局は変わりませんでした。いまでこそ、年金がやばいことが再認識されて、みんな投資に関心を持つような雰囲気になってますけど、実際問題として、投資が普通の生活活動の一部になるのはずっと先でしょう。もう、遅いかもしれませんね。
そうした中で、証券会社や保険会社が金融リテラシーの低い層を狙った不祥事が続いてます。最近だと簡保ですか。保険もある意味で投資みたいなもんだと思うんですがね。ちがうって言われるかなw。
以前に金融庁が地銀や証券会社に対して、投資信託の手数料販売について是正を促して、今の地銀や窓口取引の多い大手証券会社はけっこう苦しんでいると思いますが、今回の簡保についてはどういった対策が練られるんでしょうかね?
そもそもこれは保険商品であり、手数料の二重取りとか、もう詐欺って言ってもおかしくないレベルなんですけどね。こういった不祥事があっても、きっと逮捕者とかはでないんだろうなあ。記者会見とかで、みんなで誤ったり、早めにリタイアするとかで収まるんでしょうかね。
こういった手数料目当てや金融商品への知見が無いものを狙った行為は、悪質だし許されるべきじゃありません。出来るなら、不正に取られた分だけ戻すなりしてほしいです。もし、保険切り替え時期の保険が無い状態で、何か問題があったら悲惨としか言いようがないですしね。こういったことがあるのを、客に教えてないのがもう腐っていますよね。
ただ、それでも投資や保険商品を購入する本人になんの落ち度もないかって言うと、そうは思いません。だまされたのはお気の毒ですけど、もし、販売員の言う事をそのまま鵜呑みにせずに自分で調べることができたらどうでしょう。そして、それによってこの災難を回避できたとしたらどうでしょうかね。
例えば、金融商品や保険など送られてくる資料って長ったらしいし、非常に分かりづらいことは身に覚えはないでしょうか?でも、それだったらネットで情報を探すとか、詳しい人に聞くだとかことで対応できるかもしれないし、正々堂々長ーい資料を読破するのもありでしょう。ネットリテラシーに強い方は、このあたりの情報の判別がけっこう役立つかもしれません。
これを回避できることが、投資はギャンブルって非難とどう通じるのかが、考えてみると不思議なんですね。回避できた人の中には、運のいい人もあるでしょうけど、人の言葉を鵜呑みにせずに自分なりに情報を集めて、調べ上げてから、対応をした結果なんですよね。その判断には商品への好き、嫌いの思いはあっても、判断については客観的に考えた結果な訳です。こういった考え方が出来る人が起こした対応尾が、楽して儲けてるって言われるのって変に感じます。自己責任の部分ってのは大なり小なり必ずあると思いますね。
最近のコメント