日本は根深いし、多分、闘っている人にも冷たい
おはようございます。アリロボスです。ブックオフで買取された結果がメールで帰ってきました。ちょっとしたお小遣い発生。旨し。
最近のニュースで、「うわ~」って思ったのが東京医科大の件です。女性の受験者は一律減点していたとか。なかなかの男女不平等ですねぇ。やっぱり岩盤とか言われている業界はああいった闇が多いんでしょうか?
そもそも性別でどうこうってのが基本に問題ありますが、黙っているのがこれまた良くないですよね。例えば、この女性だけは一律減点しますよ、それがわが校のルールですよってオープンされたら、まだ納得いくでしょう。いや、納得されないけどねw。
オープンにしたら、相当バッシングされる訳ですが、そういった情報があれば「あぁ、そんな考えのところには入学したくない」とか「あんなところの援助は辞めておこう」とか受けて側だって反応できるわけです。今回の結果を受けて、そうとは知らずに関わっていた方はもう事後対応しかできないですもん。それにオープンにした側も言った責任がはっきり結果となって現れるわけだし・・、人が来ないというね。
「女性の方が成績が良い傾向だから・・」とか「出産育児で抜ける可能性もあるので医療インフラの為にも・・」とか言う理由は、逆に医療だけで無く、日本の社会の根底にあるような気がします。実際に私の勤める会社でも、女性の管理職はすごい少ないですしね。
ただ、海外の大学だと縁故入学(レガシー入試というらしい)とかも普通にあるっぽいので日本だけがおかしい訳じゃないみたいです。今回のは黙ってたのが明るみに出てしまったってことでしょうか?海外の大学だって縁故入学だってきっと黙っているでしょうw。ただ、ドライ考え方かもしれなくて、より良い医者が社会に出ればそれはそれでいいって感じなんでしょうか。
しかし、海外の大学と違うのはそこじゃないと思います。日本は浪人しないなら1回こっきりのチャンスですが、アメリカの大学は基本的に入学は緩くて、卒業は厳しいみたいです。もっとも日本の大学でも卒業するのが難しいところもあるのは知ってますけど。私は、機会の平等が正しい平等だと思うので、この自分の知らないうちに減点されて落とされたかもはえぐいと思います。結果は平等じゃないですから。
今の日本はもともと男性(私も含めて)自体がそうゆう認識が甘いこともあるかもしれませんが、この問題がなかなか改善しないのはそれで社会の仕組みが出来上がっているところです。それを個人で訴えても、集団から疎外される。ハブられるってやつ。
男性の育児休暇取得率の低さを見ると、個人の問題もあるとは思いますが、実際に使ったら会社から干されるっていうそうゆう恐怖心がある気がします。逆に使わないと会社に罰金出しますよって言うくらい、国が言わないと変わらないんじゃないでしょうか?
私の勤める会社も育児休暇制度はありますが、男性がそれを取得したケースはものすごい稀です、だからと言ってそれを使ってハブられるとかは別に会社自体が言っているわけではありません。でも、なんとはなしに使わない。それは予算なり色々な会社の場面で人手が足らなくて、切り詰めたりする状況を目の当たりにすることがあって、そこから自分だけ抜けて育児休暇入りますわってなんとなしに言えない環境を醸成している感じです。この別に言ってないってところが会社や社会の構造の深い闇かと、当事者たちに忖度させているんですね。
もう育児休暇使ったら戻っても居場所ないかもとか思わせたら勝ちみたいなところなんでしょうか?だからこそ、こういった女性の活用とか政治が訴えているのであれば、仕組み作りは大事なんですが、経団連とかお得意様の顔を伺ってなかなか変わりづらいかもしれませんね。
経済のトリクルダウンは期待できないことはトマ・ピケティも言ってますが、実際に私たちもアベノミクスで日本経済が良くなっても、我々自体の景気はそうでもないことから実感できますよね。これと同じように、男女平等の社会にしたいのであれば、きっとほっておいても良くならないんでしょう。そこにナタを振るう役目は政府なんですけどね。個人個人に戦わせて、潰されるんじゃちょっとね・・。
せめて自分はこういったことに社会の闇に加担する側にならないように気をつけるしかないんでしょうかね。
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