身の回りのDX

普通の実生活ではけっこう進んでる?でも、いつもと違う何かとなると途端に・・。

おはようございます。アリロボスです。私は会社員なので年末調整と言うものがありますが、去年からネットを使って申請できるようになりました。会社としては、その分を負担を外部で投げて負担減なわけですが、私自身も確定申告をネットを使ってやっていたりするので、全然苦になりません。2回目の今年は楽チンでしたよ。

デジタルトランスフォーメーションなんて言葉が昨今よく耳にします。新しい政権のディジタル庁だったり、行革のハンコ撤廃だったりと、古い慣習の打破に対してDXって、やっぱり相性が良いのでしょう。しかし、このDXの動きって、私たちの身の回りではどうなるのかな?ってちょっと思ったりしてます。

実際、普段の生活ではけっこう便利なものは普及していて、要はその人が使うかどうかってとこが大きいです。ハンコ、ハンコと色々うるさいですが、普通の生活レベルでは既にサインの方が普通に使ってますよね。ただ、お役所の手続きだとか、契約にまつわるものだと途端に不便になる印象ですよね。企業とか古いところは残っているかもですが・・。

以前に、身内の不幸から戸籍とかの手続きに関わったことがあるんですが、元の出身エリアに原戸籍を取り寄せたりと、まぁ、書類の多さやら面倒なことが多いイメージは持ってます。戸籍制度なんていらないのでは?とは思いますが、少なくとも一律でデータを管理することは今だって十分出来るはずのに、個人の情報が分散しているわけですからね。マイナンバーが出来た時は、このあたりが変わるかとも思いましたが、全然進まなかったしね。

また、免許証と一体化などの話も出てきましたが、マイナポイントとかクレジットカード連結の方が先に話が立っちゃって、身分証としての堅牢性は大丈夫かいなとは思います。私としてはマイナンバーカードを持ち歩きたく無いんですけどw・・・。でも、免許と一体化されたらそうは行かないでしょう。でも、マイナンバーの秘匿性がちょっと心配になりますね。

ただ、案外普及を阻んでいくのは、個人の適用だと思います。要はデジタルに疎い人たちですよね。国としてはIT弱者も対応してもらわないと困るわけだし、おそらく高齢層が大部分を占める人たちは大事な支持層なので、ま、切り捨てみたいな感じにはしないでしょうね。ただ、それが結局生産性を妨げることにはなるので、難しい話です。

実際に今年はマイナンバーカードの電子証明の更新日でしたが、きっちり更新専用のブースがありまして、担当の方が至極丁寧に対応してましたよ。つまり、その分だけ現場の作業が発生しちゃっている訳です。ぶっちゃけ、ネットで申請して、書き換える作業だけ「ほいっ」感じで渡すとかでも良いと思いますし、本音は全てネット越しで済ませたいです。

ここらへんのIT弱者へのフォローは難しい話です。なぜなら、その人たちは本当に困っている訳ですからね。意識的にもIT技術に慣れ親しんだ世代とは考え方も違ったりします。これは強調した例ですけど、ネットのAIスピーカーってありますよね?あれであれこれ指示できたりするんですけど、どういった受け取り方なのか「機械に指示されているみたいでいやだ」ってコメントを実際に聞いたことあります。いや、こちらがしゃべったから、反応しているはずなのにって思いますが、それこそ慣れていない人にはストレスなのかもしれませんね。

私の場合は、ちょっと尖がっていても、DX対応はガンガン進めた方が良いと思います。それに付いて来れた人の手が、そこから離れていけば、その分だけ余裕が出ていくと思うんですよね。全てを一律から目指そうとすると、牛歩の進みになる気がします。その生産性の効率アップにより、より手が離れれば、それだけ助けが必要な人にも対応できるわけ。それを差別だって意見は普通に出そうですからね。機会は平等でも、結果(先にDXに対応した)は平等じゃないのは、世の中の摂理なんですけどね。