これってやっぱり心配になって見に行っているんだよね・・
こんばんは、アリロボスです。また、台風来てましたね。私の住むエリアからはルートが反れたのでちょっと安心です。でも、被害もやっぱり出ているみたいですし、自然災害ってのは備えは出来ても、遭遇しちゃったら無力なところもあるので怖いですね。
台風や大雨になるといつも不幸な事故があったりしませんか?用水路とかに人がハマって死んでしまうというやつです。最近だと報道番組でも用水路や川を見に行かないでくださいって注意喚起しますよね。
これ、ニュースだと高齢者の方がよく被害に遭われているけど、あんまり考えてなかったなぁって思いました。私は車通勤で通勤時間がけっこう長いんですが、働く場所がけっこう山沿いなんですね。ま、工業団地みたいな・・。
通勤距離が長かったり、そういった山沿いというか田舎に近づくと、水田風景なんてよく見かけます。朝早くから、おそらく自分の田んぼを見に来られてるいる方はけっこう見るんですよね。田んぼに水を引く前とか、夏の時期はなんか朝早くからの頻度が高いのか、それとも涼しいうちなのかよく分からないですが、とくに頻度が高い気がする。
大雨や台風の被害って、こうやって自分の田んぼや畑を見に来た時に遭遇しちゃうんでしょう。ただ、どれくらいの割合かは全然分かりませんけど、私の通勤経路にある農家の方々は大抵は田んぼの傍に家が建ってますよ。これじゃあ、見に行くなというより、これは家から出るなってことかもしれませんね。
日本の土地への信仰が強いから、農家の方はさらに強いんじゃないでしょうか?先祖元来の土地って奴です。日本の住宅ってけっこう川沿いとか田んぼとか、昔の先祖元来の生活圏がそのまま活きちゃってますからね。たとえば、ハザードマップなんてのありますが、当然ハザードランクで見ると、そういった場所はランク高いでしょう。
でもじゃあ、国がハザードランクの高いところは住宅地として認めませんなんて大ナタ振れるわけもないですもんね。結局の所、自己責任なんでしょう。西日本のどっかでしたっけ?地滑りや洪水が起きやすい地域があっても、景観とかもけっこう良い場所なんですが、ハザードランクで悪評価が付くと地価が下がるので、地主が公表してくれるなって要望があったとか報道番組で見たことあります。これで人の生き死にが出てくるって、よく考えると闇が深いですな。
また、お年寄りが被害ばっかりみたいなニュースの書かれ方ですが、基本的に日本の農業や漁業の方々はもう平均年齢がサラリーマンの定年より高かったと思いますけどね。だから、事故に遭われる方は必然的に高齢者が多くなるのも普通でしょ。
やっぱり後継者問題でしょうね。それに先ほどの土地に根付いているっていうのと、参入するにもコストが掛かるって言うのが窓口を狭くしているんだと思います。
もう、これって企業とか国がやるしかないんですかね。企業だと、食料関連の事業で簡単にやめてもらっては困るのでなにかしら縛りも必要な気もしますけども。ただ、企業とかが参入した場合って、きっといままでの農業のやり方と変わるわけだから、反対意見も強くなるでしょう。でも、じゃあほっとくと衰退するし・・。悪循環・・。
ドローン(農薬やら水門(水門と言うより引き込み口))とかの技術で少人数でもやれるようになるところが生き残っていくんでしょうけど、最終的に規模が無いと難しいとも思います。ここでも土地への執着が効いてくる感じです。欧米みたいに、平らで広い場所で大掛かりも難しいですもん。
地方活性とか未だに政治のテーマに上げられているので、こういった農業とか漁業の活性を期待されている方もいるかもしれませんが、今の状態で衰退していってしまったことを考えると、ちょっと無理筋な気がします。消費者にとってはおいしい食べ物が手に入れば、まぁ、良いわけですしね。
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