ものすごい偏り

これってあるんですよ。本当に。

こんばんは、アリロボスです。最近は株価が低迷しているので、他事してます。全体的に下がるときはもう仕方ないですね。(気にしてないつもりでいます。)

サラリーマンになると、異動はしばしばあるものです。私の勤めている会社も異動は当然あり、私も今の部署で4つ目ですね。異動を経験された方は実感があると思いますが、自分のこれまで培ったスキルが役に立つ部署と役に立たない部署ではけっこう来るもの、ストレスが違います。まぁ、一から覚えなおしになるのは誰でも辛いでしょう。

ちなみに、私の場合は元々最初に配属された部署やそれ以降の部署が、なんとゆうか汎用性が高いのであまりそういったストレスはありませんでした。本来は設計に近い部署なんですけど、なんでも屋に近い感じがありまして、色々な部署の仕事を肩代わりしていました。ただ、今現在の元古巣はそんなこと無くて、きちんと分業されているっぽいですね。やさしい時代になったもんだと思いますが、実際には当時が酷かったんですよね。

最初の部署に所属したのはタダの運だったわけですが、色々できるようになったのが後々で効いていると思います。そんな境遇の中で、会社の異動を見ているとなんとなく思ったことがあります。あまり大きく飛び出た異動というか、まったく毛色の違う部署へ異動する人って少ないんですね。なんでも出来るので色んな部署に行く人(逆にそれが不幸な面もあり)か、何か問題事があって別の部署に行く人(元々の場所で不幸有り)などの方々が大抵の場合は、色々な部署へ異動をしているように感じます。

ただ、普通のローテーションといいますか、ある程度の部署を色々経験させて人材を育てていくって感じの異動は本当に少ないと思うのです。それぞれの本部毎の囲い込みというか、戦力維持の方が優先されている印象があります。会社としては困った問題ですなぁーと他人事で言いたい訳ですが、そんなこともありません。

私自身が出来る社員だとは思いませんが、そんな私から見ても突き抜けて「できない」人がぽつぽつといるわけです。出来ないっていう理由が、能力で「できない」って言う意味ではありません。これまでに全く経験していなかったので「できない」です。そして、こうゆう方がある程度役職を持った方でいたりするわけです。

これって強烈に困ります。関わると当然色んな仕事が「できない」わけですから、ぶん投げジャーマンしてくるわけです。それはそちらの仕事でしょって言う正論はできますが、だって「できない」のです。その方が「できる」まで待っていたらそれはそれで一緒に奈落に落ちてしまうことになります。結果として、その仕事を誰かが肩代わりするわけです。出来ればその「できない」人と同じ部署の同僚なのか部下なのかがやってくれるなら(その人はかわいそうですが)まだいいです。下手すると、関係ないこっちがやらないと行けなくなったりします。

それをマイナスとして会社全体が判断してくれるならいいわけですが、そんな簡単なわけでは無いんですね。これが出来る会社っていうのは、会社内の人材の「出来ること」、「出来ないこと」の棚卸がしっかりできている会社な訳です。そして、それはきちんと「見える化」出来ている会社を意味しており、元々風通しが良い会社だと言う事。年功序列とか古い仕組みを辞めているような会社かもしれませんね。

欧米式の職のポジションで、やる仕事が固定されていて、ステップアップしていきたい人は、転職やら希望のポジションへ名乗り出して、能力があれば勝ち取れるというような会社なら、そんな「できない」人の肩代わりは無いでしょうね。そんな人はまず職を追われているはずなので・・。日本特有の異動を繰り返して人材を育てる(?)(評価側が片落ちしている場合多し)風潮は、こんなことを生み出す可能性もあるわけです。

そんな人の周りからは一刻も早く離れたいですが、注意も必要です。「できない」でもその場にとどまっている人はそれなりの理由があるので、変に敵対して厄介事に巻き込まれないような処世術も泣く泣く必要になるかもしれませんよ。