なんでこうも続くのか?こういったコンプライアンスを正す人は評価されないでしょ?
こんにちは、アリロボスです。散髪行ってきました、頭寒い・・。散髪って言っているので床屋さんです。子供の頃から行っているのでなんか変えちゃうの悪くてね・・。まぁ、今の場所に住み続けて、床屋さんがリタイアするまではここでも良いかなって思います。
最近、本当に思うんですが日本企業の不正やら虚偽やらのニュースって多いですね。ここまで多いと元々日本の会社はどこもそうなのかな?って単純に思えちゃえます。これって、けっこう怖いことです。
投資をやっている人間としても、このあたりってすごい気になります。銘柄は言いませんが、持ち銘柄には今回ニュースで出てきたものがありまして、イライラするものがあります。「本当何やってんだよ!」って言うのはこうゆう事でしょう。
投資先としても消費者としても、かなり心が離れてまして、もう手放す方向性でいるのです。繰り返すってことは自浄作用が無いってことですからね。「繰り返す?」って言う意味はそのままですよw。なんとなしに絞られるかもしれませんがw。
しかし、なぜこんなに繰り返すのかって思うんですよね。不正とかは別として、私たちサラリーマンだと大なり小なりつと古い慣例だったり、非効率なシステムに遭遇することがあると思います。そして、その不具合や非効率をなんとかするっていうのには、ずいぶんなエネルギーが必要と感じます。
なぜかって言いますと、そういった会社の体制やルールの見直しをする所って評価されにくいんです。あ、ちなみに生産工程やら開発部門やらの改善は、これに含まれてないと感じます。生産効率や開発力の改善はそもそもの企業の売上に繋がりますからね。
会社の体制や仕組みなどのルールを変える際には、どうしても抵抗勢力が出来ます。抵抗勢力ってほどの仰々しく無いものもあると思いますが、誰だって今の自分の仕事のやり方が変わるのはイヤだなって思いますよね。そういった変えたくないとか、誰かが変えるからいいや的な思いが寄り集まって、いつのまにか全く改善の見込みを無くすことだってあります。
そもそも悪いルールや仕組み、例えばニュースである不正などは、全く受け入れられない訳です。でも、もし不正をしなかったら費用や負荷はプラスになるわけです。正そうとする方向が良い話のはずなのに、結果的にコストがかさむ方向になっているので改善に二の足を踏む構図です。これって厄介な話で、いざ明るみに出れば、上が責任を取るよりも、まず下が何かしら責めを負う場合が多いです。もし不正にかかわっていたとしたら、現場の人間が自己判断でやっているならいざ知らず、なし崩しに今までやっていたとなるともう不幸しかありませんね。これを「間違っている」と声を上げても会社の評価が悪くなる、明るみに出ればやっている自分たちが責めを負うっていう感じです。だから、大抵は嵐が過ぎるのを待つわけです。つまり、その現場から別の場所へ変わるのを祈りながら・・、です。
これって日本だけの話じゃないですが、欧米などはトップが下手したら告訴や逮捕される場合もあるので、日本はまだまだ優しい気がします。とりあえず、記者会見してペコリで終わりますからね。また、こういった不正は大抵の場合は、現場の部門のリークみたいですけど、こういった方たちを守る仕組みがあれば不正が無くなる気もしますが、実際問題難しいとも感じます。
これを実現するのは、日本人が企業に寄りかからない生活スタイルを確立してこそだと思います。すぐに別の会社へ転職できるってことですが、これはすぐに転職できるような環境が整っていたり、転職しても力量に見合う評価が出来る社会だったり、そもそも会社によらず個人で力量が管理できる状態にあることを意味しますからね。例えば、大企業に所属した開発なりのあるプロジェクトリーダーの方が転職しても、実際に優秀なメンバーが居てこそ成果を発揮する人だったので、転職先が自身もマネージメントだけじゃなくてプレイヤーとしての能力を要求されるような企業では思いのほか成果を出してくれない場合があるのと同じです。
こういった問題が無くなるのはかなり時間が掛かると思いますよ。その間に私たちが出来ることと言ったら、1)会社の仕事を真面目にやる(この部分って大事で、まずはちゃんと働いて稼がないと、です。)と2)自分自身だけのスキルを身に着ける(その属している会社に寄らずという意味でのスキル、3)備える(お金としても、環境としても色々です。)くらいしか無いかなと思います。確かに不正を正すために発言される方の理念はすばらしいですが、それで不幸になる社会ってのはなんかやるせない。せめて、その後も自分で決定権を持てるような余裕を作っておくべきかもしれませんね。
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