労働力不足は日本は確定だけど、企業としては賃上げはいやなんだろうなぁ・・
こんばんは、アリロボスです。そろそろ健康診断が近づいてきている・・。今年は大丈夫だろうか。再検査に引っかかると本当にガッカリしますよね。自分のせいってのもあるわけですが、やるせない。
以前の記事で日本の労働力不足から、外国人労働者の受け入れが正直どうしようも無い。もうすでに十分に外国人の労働力に頼っている状況になっていることと、でも、単純な労働力だけを考えて、外国人の方でもっと補おうと都合良く思っているならそんなに甘くないよみたいなことを書きました。(参照:外国人労働者の受け入れ)
ただ、仕方ない流れだとは思いますが、私たち日本人労働者についてはなかなか厳しいことになってくるなって思っています。もうすでに外国人労働者に頼っているかなり多いわけで、そういったところはあまり変化はないかもです。逆に雇用者側がもっと外国人労働者の待遇を上げていかないといけないと人が集まらないので、労働者側にはプラスになるかもしれませんね。例えば、都市部のコンビニだったり、地方の農業など、かなり外国人労働者の割合が多いところってけっこうあります。
今回はショックをより受けやすいのは、まだまだ日本人の割合が多いようなメーカーの工場など、とりわけ、大企業なんじゃないかなって勝手に思っています。もう、すでにうちは大手だけど外国人労働者が一杯働いてますよって言うところは多いでしょうが、仕事の内容とかじゃなく、労働者の待遇の面でってことです。何でそうゆうことを言うかと言うと、政府の要望が以前からずっとありましたが、全然賃上げは結びついていないですよね。企業の業績が上がれば、給料も上がるって言うのは、単純な話なんでアメリカの企業とかはトランプ減税になると賃上げをする企業がありました。でも、日本はアベノミクス景気で盛り上がった時も賃上げじゃなく、内部留保に回したみたいなことは言われてます。苦労は色々あると思うので分からなくないけど、そのマインドで上げるタイミング来るの?とは思います。
働き方改革とか昨今囁かれてますが、この外国人労働者の受け入れ増加は大企業側の賃金抑制効果が働く気がします。反対にこれまで実習生制度や留学生を使うような外国人の雇用体系の賃金は上がっていくと思いますよ。人手不足になりますし、より賃金や待遇が魅力的な方へ流れていきますからね。
でも、大企業のようなある程度仕事の分担が効くような業務形態を取れるのであれば、外国人労働者を雇用して賃金の上昇を抑えることができます。実習制度などを使わなくても大企業は待遇を上げれるので、日本人労働者よりも賃金の抑えられるのであれば良いわけだし、それに外国人労働者には雇用条件としてはいいかもしれませんね。終身雇用や年功序列の仕組みを残しても、外国人労働者ならその枠組みを外せるので将来賃金を大きく上げていく心配がありません。それに、働き方改革を逆手に取れますし・・。
ここで大企業が考える外国人労働者の業務は、単純労働というよりはある日本人の社内教育とほぼ同じイメージで、でも、異動など考えなくて良いし、任せる仕事も固定化できるところじゃないでしょうか?製造作業者だけでなく、製品などの品質検査や経理、資材の発注手配などどこの部署でもある程度のルーチンワークはあると思います。また、同一労働同一賃金ってフレーズをよく聞く働き方改革にも適合しやすいですよね。そして、その仕事をやっている日本人もその同一労働同一賃金に当てはまるとしたらどうでしょう?給料がどちらに合わされるかなんて、聞くまでも無いです。おそろしい。
グローバル経済の闇の部分って感じでしょうか?世界的に有名な企業があるとして、その商品やその部品を作っているのは低賃金で雇用できる発展途上国だったりするのは良くある話ですよね。昨今、自国に海外展開していた企業を呼び戻すパターンもありますが、あれも戻ったからと言って単純にそこで働く人を低賃金にはできないので、よりロボテクやIoTなどを使って人が少なく済む形になったりするわけですね。あれ、思ったより雇用しないぞってのはそうゆうところです。
これと同じで外国人労働者の受け入れ増加によって、賃上げは下手するとかなり後退する可能性があると思います。それは一見企業にとっては合理的に見えますが、もともと日本企業は総じてマインドが下向きになっていて賃上げをしてこなかったので、これによってさらに景気が冷え込むかもしれませんね。その結果、日本の内需は落ち込み、より儲からなくなるので、企業の海外進出が進むかもしれません。そして、さらにそれが内需を冷え込ますと・・。
会社に拠らずに生きていくことを叫ばれつつありますが、それが自発的に起こる流れなら良いのですが、会社だけじゃやってけないってマインドで始まっちゃう気もちょっとしたりしてます・・。
最近のコメント