米中問題について

正直どっちが得なんだろう?そりゃー、ゴタゴタが起きない方が目先はいいだろうけどさ。

こんばんは、アリロボスです。今週も終わり~。ちょっと今週はしんどかった・・。絶対、昔より疲れへの耐性落ちているなぁと実感しました。まぁ、年齢的にこれからどんどん感じるようになるんですかいのう・・、ごほっ、ごほっ。

米中問題は長く続きそうですね。中国の方では技術供与を義務付けるのをやめるだのありますが、アメリカの方は全く信じてない感じ。もともと、欧米諸国は、色々協力していけば、最後には中国は民主主義というか、欧米のような国に」なると思っていたわけですが、いざ中国が成長して蓋を開けてみると、全く別の物体として威を放つ存在となってしまったわけですから、もう信じないでしょうね。

中国へ企業が進出するとき中国企業との合弁だったり、技術供与を求めたりも当然やめさせたいわけだけど、やっぱり知的財産権のところが本丸でしょう。これって、発展途上の国はもともとどこかの先進国の模倣から始まるので、別段中国のそれはおかしなことじゃないと思ってます。でも、それに対する考え方が欧米諸国から見たら異質に見えるんじゃないかと思います。

ぶっちゃけ、あのディズニーランドのパクリやガンダムのパクリってどうおもいますか?当然、ニュース記事では、中国はこれは真似じゃないとはいいますよね。しかし、端から見ればあきらかにパクりなわけです。でも、このパクリに対する人々の考えの異質さが際立っていると思います。実際のディズニーランドの入場料は高いので、似たようなパクリランドでも構わないとかで現地ではけっこう人気があるのだとか。

周りから色々言われるのは大国であれば、どこもプライドがあるので気に入らないでしょう。アジア圏では面子もけっこう気にするので、指摘されてもそう簡単に引っ込められない厄介な部分もあると思います。だけど、このパクリランドを許容できるって感覚が異質と思えるんですよね。そんな他国のコンテンツをパクるような情けないことはするなって方向に行かないのに、非難に対する面子はしっかりあると、その部分の矛盾が異質に見えるような気がします。

ただ、今の欧米が敷いた資本主義構造は、変革できるかのところまで来ていると思います。さまざまな意見が出て、ちっともまとまりが無い。多数決って意味合いが必ずしも自分たちに有利な結果にならないので、結果が出てもいつまでもごねる。(ごねるっていうのは、次の選挙とかまで辛抱しない、多数決で決まった決定に参加しているのに、決まったことに従わないなど)

もともと、なかなか機会の均等と成功は別って言うのは下地にあったと思いますが、それもただただ格差がどんどん広がり、下から上への循環というのは、ほとんど無くなってしまってます。ますます、広がるばかりですよね。当然、成功した方々は、なんだかんだで寄付やら援助やらをやっているとは思いますよ。でも、その椅子から降りるなんてことはこの資本主義のシステムから言ったら無いのでしょう。だれが好き好んで戻りたいって思うんでしょうか。格差は開きっぱなしになって行くんでしょう

そんな資本主義のひずみを知ってしまった中国やらロシアやらの欧米諸国とは別の仕組みで動いている国がそんな仕組みを自分から取り入れるわけは無いと思います。格差が自然に任せて改善しないなら、国家が主導して取り組むのは最上の策とは思えないけど、期待できる効果はありそうです。この行きつくところって言うのは、アメリカだったらトランプ大統領支持層だったり、イギリスならブレグジット支持だったり、そうゆうところです。国民の希望としては分かるけど、あきらかに国の発展方向というのには妨げになる。でも、みんなのブームとして、上昇材料の源泉を阻むことが分かっても、止められないですよね。

この米中戦争っていうのは単に貿易不均衡対策だったりとか。覇権争いだったりするんでしょうが、根本はもうちょっと違うんだと思います。それは、それぞれが全く別な存在であって、違う存在を許容したくないってことです。

私は、欧米諸国のような体制が、暮らしやすいと思います。でも、大っぴらになっていないだけで、資本主義の世界では発展途上国が食い物になっていたりすることも知っています。それが先進国だとか、それに与するメジャー企業だったりするんですよね。かと言って、ロシアや中国のような国が、そんな酷いことはしていないかと言うと全然違うわけで、要はお互いのやり方が嫌いで、それを認めると自分たちの利益も影響するってことだと思います。

だけど、技術の進歩によってちょっと今までと違う動きが出てきている気がします。昨今のAIやIoT技術ってのは、どれだけ情報を集めたかがそのまま力になる技術ですが、もともと個人の自由よりも国家を優先するような全体主義の国では、これほど強力なツールは無いと思います。それまでは、反乱などが起こされないようにビクビクしていたのが、起こさせないように完封させる(早めに危険分子を察知して摘んでしまう)ことが、これら技術によって可能になって来るためです。

米中の対立は、正直どっちも引かないでしょうね。そうしたことが世界中におきてしまった場合、私がなんとなく思うのは、それぞれのエリアが分断されて、ブロック化してしまうんじゃないでしょうか?もちろん、色々な国々と結びついてのグローバルな世界にした方が、発展しやすいって思います。でも、その中に異質な面々がいるのであれば、彼らが一方的に食い物にするのは許さない。それくらいなら分断された方がマシって感覚じゃ無いでしょうかね。

欧米諸国(日本も含む)がこれに対抗するのは、格差の解消など希望の持てる世界観を打ち出せるかだと思いますが、やっぱりどこの国も一番自国が大事ですから、難しいでしょうねぇ。

こういった情勢で、個人としてはどうやって立ち向かえばいいんですかね?