不思議なヨーロッパ

日本は欧米好きだけど、どちらもやっぱり厄介なのは変わらない。ただ、同じ価値基準を共有はできやすいとは思います。

おはようございます。アリロボスです。斜陽とは思いつつも、まだまだTVっ子の私ですが、最近のCMはテレビショッピング的なものが多くなったなぁって気がしますね。一時のパチンコ関係のCMはかなり減ったと思うので、やっぱりその時その時の隆盛があるんでしょう。通常の番組の中で出てくるCM枠も手が出せるところまで費用が落ちているんでしょうか?それとも各々の企業の成長が著しい?

イギリスの下院選挙は保守党の勝利です。ようやく離脱が決定的になった?ってことでしょうか。理由はブレグジット疲れとかみたいです。いや、端から見ると「疲れるってあんた・・」って感じで、EU側とか見ているんじゃないですか?しかし、よく考えると中国やアメリカはニュースも多いし、癖が強いですけどヨーロッパもかなりくせありますねぇ。

イギリスは、国民投票でまさかの離団の方向へ行っちゃいました。これは禍根に残るんでしょうが、よっぽど移民とか嫌だったんでしょう。それにもともとドイツやフランスに大きな顔されるのも溜まらなく嫌だった気がします。だから、国民投票で魔がさした人が多かったんじゃないでしょうか?ま、もう元の形には離脱しようがしまいが変わらないでしょうけど。

EUもそうですが、イギリスに外資を投入している各国は、ハード・ブレグジットはもう勘弁してほしいところだけでしょうね。もうゴタゴタに巻き込まれてはいるんだけど、さらにむちゃくちゃすんなってことで。正直言って、日本の報道はそのあたりが少ないと思う。日産の工場の話はニュースで見ましたけど、実際どうなるんだろ?桜を見る会とかもういいので。

しかし、イギリスって不思議な国ですね。いまだに大国思想があるとか揶揄された記事もありますけど、現実問題で考えて、EUに属しながら自国通貨を持っていますし、関税無しでEU内でビジネスが出来る。EUは現状ドイツの一人勝ちですけど、イギリスは資源もあるし、相当恵まれていたと思います。でも、離脱。一度、離脱の話が出てしまったらもう信用の話もあるので、例えEU内に残ってももう前のように幅は利かせられないでしょう。

EU側もこのまま離脱をさせたあとで、FTAでイギリスの旨味をそのまま残してあげるなんてことは、あんまり考えられないんじゃないかって思います。なんかあの首相はけっこうイキってますけどねぇ。「離脱組は悲惨ですよ」って言う前例をEUとしては作りたいと思うのでそんな簡単には行かないと思います。と言うか、ケチョンケチョンにしてやろうって思っているんじゃないですか?

イギリスのEU離脱の流れを見て思うのは、ヨーロッパの国もなかなか癖が多いですよね。ドイツは一番稼いでいるのに、なかなか財政投入してEU加盟国を救うって判断は全然しないです。すごく黒字に拘っている感じです。ドイツにとっては今の状況は一番いいはずなので、財政が厳しい加盟国を破綻させてしまったら、今後も甘い汁を吸い続けられないのに・・。中国とも経済的に結びつきが強いですが、米中関税問題でけっこう煽りをくらっているみたいなので、今後はどうなるんでしょうかね。

フランスもなかなかに癖が強いです。やっぱりもっとEU内の権威が欲しいって感じがけっこうあるけど、日産のニュースで思ったりしたんだけど、政府が民間の株を持って幅を利かせたり、強い権限を出せるような法律になっていたりとよく見るとなんか社会主義国みたいなところもあるんですよね。でも、ぱっと見はリベラルな国を謳っている感じ。不思議です。

それにどの国も外交がしたたかですよね。TPPにイギリスが接近している話があるじゃないですか?あれも返ってゴタゴタしそうな気がしたりします。アメリカが抜けてしまったことで、もっと参加国を集めたいのかもしれませんが、あとあとで今回のようにゴタゴタのようなことがあったりするんじゃないかちょっと不安になったりもします。正直エリア的には随分離れて言いますしね。なによりEU内にあるイギリス、またはFTAなどEU内に窓口のあるイギリスかどうかってすごく重要な気がします。EUからそっぽ向かれて状態のイギリスではあんまりメリットが無い気がしますからね。