移民政策について

もう仕方ないのでは・・・。

こんにちは、アリロボスです。お休みですが家にずっといるつもり。暑いもの。私の住む中部地方の夏は、湿気も多くてなかなかきついのです。平日は会社であまり気が付かないですが、家にいると2階がとっても暑くなるんですね、そりゃー、夜の家の中で熱中症になる危険があるっていうのが、屋根や壁から熱が出てくるのが原因だって意味が実感できます。

ちょっと前から、政府が外国人の新たな在留資格を設けるって話がありましたよね。「最長5年間の技能実習制度の修了者で一定の要件をクリアした人に限り、さらに最長5年間国内での就労を認める考えで計10年間働ける」とかなんとか。もう移民政策だろうって声もありますが、日本は「移民=入国時に永住権を持っている」ってことが移民の定義みたいで、就労目的の方は違うようです。ちょっとさすがに無理がある気がしますが・・。

みなさんは移民政策ってどう思いますか?アンケートとかではほとんど(80%くらい)が反対だそうです。変化を嫌う日本人はその傾向が強いでしょうが、基本どの諸外国でも移民についてぶちぶち文句はあるもんだと思っています。中部地方は、製造業が多いので外国人は比較的多いと思います。ちなみに私の勤めている会社は、製造業なんですがあまりいないですね。私が入社した頃は、なぜか九州地方の高卒の方が工場へ入り、開発とか技術とかは大卒みたいな感じでした。(どうして九州なのかは分かりません、なにかコネがあったんですかね。)今はほとんど高卒の方は入らないです。理由なんて聞いちゃいませんが、まぁ、来なくなったんでしょうね。売り手市場ですから。なので、今の工場の社員の集め方は、派遣社員→契約社員→正社員みたいなルートになっております。と言っても、率先して人を入れている感じでもないので、だんだん年齢層が上がっている気がするんですけどね・・。

私は移民については仕方ないかなって感じです。理由は、もう人口問題がどうにもヤバいゾーンに入ってしまっていて、正直今の日本の仕組みで出生率が上がっていくのは無理だと思っているからです。子供を預ける場所の問題もそうでしょうが、育児休暇は男女必ずある一定期間は取らせるとか、育児や教育に係る費用はゼロにするとか、ある意味強引に取り決めしないとダメでしょうね。これは、日本人自身が自分の子供については当然面倒を見ていくわけですが、他人の子供については負担などしたくないと思っている感じがあるからでないでしょうか?そうゆうことは「お上」がやることだって感じ。本当は、国として社会として地域として、子供が健やかに育ち、次の担い手になっていくことが国が栄えていくのに必要で、衣食住同様に仕方ない出費(あえて気持ちの部分は無しで書いてます)だとみんなが認識する必要があるんですけどね。

単純労働を外国人に任せるってことは、ひどい言い方ですがある意味で他の国もやっていることです。問題はやり方で、実習生だとかなんだか言ってますが、アルバイトの延長に見えます。期間が来れば自国に帰らなければならないとか、家族ごと呼べないとか、色々問題あるみたい。正直、こんなことを続けていたらどんどん人が来なくなって、人口減少も重なってどん詰まりになる気がします。外国人による風紀の乱れや犯罪の増加なんて言う人もいますが、リスクを考えたら人口が減った時の悲惨さの方がはるかに上だと思います。

ここまで人口問題を先送りしてきたツケが、移民政策じゃないかと思います。単純労働の方も普通に働いて、普通に税金納めてもらって、まだ居たいって思えて働いてもらえるなら十分にそれは移民だと思います。それに、高度に技術をもった人材には、ここに至ってはある程度の優遇も必要になる気がします。世界では、日本が住みたい国はトップ10にすら入っていないんです。正直、なめてませんかって思います。最近のTVの日本賛美の番組(100円均一までやってますよね)みたいでいやですが、日本人の勤勉さや礼節は最近劣化しているとか言われてますがそれでも十分高いですし、安全な環境、文化的な面も十分魅力的だと思います。それにも関わらず、トップ10に入っていないってことは、はっきり言ってしまえば移民したい、働きたい人への扱いが知られちゃっているからでしょう。大事にしてもらえないってことがバレバレってことですね。

日本は良い国ですが、閉鎖的なのは間違いないでしょう。どこでこうなってしまったのは諸説あるでしょうが、私が恐ろしいと感じるのは「本当にギリギリのギリギリ」まで行かないと、国を挙げて変わるような動きはできないんじゃないかって考えてしまうんです。それこそ明治維新のように。あの時からやっとけばなーってのは、その瞬間をまだ生きている世代にとっては正直きついですからね。