強気のリーダー像が増えてきたけど、結果はいろいろ
こんにちは、アリロボスです。最近、ディズニー映画は実写版がお好きですね。次はプーさんですが、色のトーンがアニメと大分違うのね。面白そうですが・・。ちなみに中国では上映しなとか、いや、さすがにこんなのにいちいち反応してたらめんどうくさいのでは?
最近の世界情勢を見ると、どの国のリーダーも我が強い人が多くなりました。もともと昔から、どの国も言ってる主張は国家第一だと思っているのですが、発する言葉の表現が、堂々と自分の主張だけを押し通していく政治家が増えましたね。もうちょっと立ち振る舞いや言葉遣いをオブラートに包む感じがあったんですが、はっきりズケズケ言うのが当たり前になってきました。
やっぱりアメリカの大統領の影響でしょうかね。「あれ、あんなことふつーに言ってるけど、問題ないみたいだから、こっちも言っていいんじゃね?」的な感じで他の国もけっこうズケズケ言いだしているように思います。ちょっと前は調性派が幅を利かしていたような気がしたんですが、どの国も腹の中は違うってことでしょうか?
しかし、いくら強いリーダーと言っても、その立ち位置で全然評価が違うのは世の無常ですね。アメリカ大統領は、タフでマッチョな言動で支援層に人気そうですが、その発言が重いのはバックボーンにアメリカ経済の好景気があるからです。ただ、あんまり各国と軋轢を生んで、そもそも力の源である多様性だったりを棄損し始めると経済に影響が出てきます。グローバル経済の勝者が、自国の利益のみを優先させるトップを選んでいるのが面白いですね。
ロシアや中国のトップも同じく国家主義的というか、多分本当の国家主義的なものはこちらなんでしょうね。もともとこの2国は今の世界のルールというか、欧米が作ったグローバルな社会ルールが気に入らないって感じです。中華思想は良く聞きますが、ロシアも欧州からの対応意識みたいなものなのか、もともとのベースが違う気がします。今、グローバル経済は格差というか行き詰りが見えてきているので、ほくそ笑んでいるかもしれません。
まぁ、今の西欧文化もある意味、上から目線というか色々教えてやってんだ的なところがあるので、嫌っているところも多いんでしょうね。ようは「変に色々構ってこなくても自分たちでやれるんだよ」って感じあるのかもしれません。
逆に発展途上国では色々すぎてわかりません。資源などが多い国とそうでもない国とでも多分違うでしょうし、文化や国の成り立ちでも違うので正直わかりません。まだまだ、公共的なものが揃っていない国は、強いリーダーが独裁的な感じじゃないとやっていけないなんて側面もあるかと。国民は溜まったものではありませんが、それは案外日本人から見た感想かもしれません。リスクの意味合いが本当の命の意味をしているところもあるかと。
でも、強いリーダーがいるとしてもその結果は残酷です。ベネズエラは昔に石油メジャーの設備を強引に接収して、そのままの古い設備を維持管理しづらくなったとか、接収したせいで売り先を締め出されたりとか色々あるんですが、今のトップではさらにハイパーインフレ爆走中ですね。対照的にサウジアラビアも石油メジャーを接収したと言えるんですが、ずいぶん長い間時間を掛けて移行していったみたいだし、人もそのまま残したんだとか。石油埋蔵量からならベネズエラはサウジアラビアにも引けを取らないのにこういった結果になっているのが不思議なものです。
トルコの大統領も圧倒的な支持ですが、自国通貨がえらいことになってますね。過度なインフレを防止するために利上げをしなければならないのを経済担当副首相をすげかえてまで阻止し(経済成長を優先したい理由)、しかも、その新経済担当副首相が娘婿ってわけですから、まー、他の国は「えー」って感じでしょう。そこを追いうちをかけるようにアメリカが動きます。トルコ国内にいるアメリカ人が自宅軟禁されているのを解放しないために、関税を掛ける許可をアメリカ大統領が出したもんだから、今の暴落なわけです。今はFXのブログでトルコリラをやっている方々は、阿鼻叫喚が起きてますね。もともとリスクが高いから金利も高いってわけなんですが、人起因だとなかなか来るもんがあるかと思います。
強いリーダーシップを持つ政治のトップがいたとしても、それをバックアップできる背景や下地が無いと、大抵はきつい結果になりそうです。いつの時代もそろそろ経済の暴落が来るって話はありますが、こういった人起因のサインはまだまだ分かりやすい方かもしれないので、気にしておいた方が良いと感じました。
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