働き方がブレイクスルーするなら生涯現役もいいけど、下手したら牢獄では・・。
こんにちは、アリロボスです。台風、どんどん近づいている。怖いですねぇ。
安倍首相の最近のコメントや経団連の会長のコメントを見ると、ますます自分のことは自分で何とかしなくてはという気持ちが強くなります。安倍首相は3選を果たしたら、最初の1年で働き方改革の第2弾として生涯現役時代にふさわしい雇用制度を構築したいのだとか、そして、残りの2年で医療・年金に関わる社会保障制度を改革したいそうです。
生涯現役って言葉・・、やっぱり聞くと重いですよね。これってサラリーマンとかの現在の働き方がずっと生涯続くよって考えてしまうとすごい暗いイメージです。だから、ふさわしい雇用制度ってのがどういったものかがすごい大事ってことですよね?以前に働き方改革の記事は書きましたが、絵がいまいち想像できないです。理想とかじゃなくて、具体的な進み方が。(働き方改革、三度目。)
真面目にやると同一労働・同一賃金なんだけど、だれでも今の働き方が低い評価される方向は望んでいないでしょう。そんな訳だから難しいかもしれませんね。こういった話でネットニュースなどで良く話に出る何にも仕事しないけど、上にいるだけの重役やら管理職がこの先困ることが良く書かれています。私も最終的には実力がお給金に反映するよになるとは思いますよ。でも、そうは問屋は降ろさない。きっと、この既得権益層は頑強なまでの抵抗を総出掛かってきますので、いっこうに進んで行かないと思います。
もともと日本の雇用制度は年功序列の意味合いを含んでいるところも多いですし、それにあった人材育成を進めてきました。例えば、定期的な異動だったり、やたらとコミュニケーション(ただ単に根回しとか、時代にそぐわない会社のルールをいつまでも順守させるなどの良くない方のコミュニケーション)などですね。明らかにとがった能力がある人でも、そういったローカルルールに乗らないといつまでも仕事のパーツのままの扱いを受けてしまう感じです。
人材育成自体も今では難しいような気もしますが、とあるスペシャリストを持った人間をグローバルに育てた方がよっぽど有意義だとは思うのですが、変に声が大きい人やら、上への覚えが良いだけの人とか(ある意味それもスキルな訳ですが)、実際の事に及んではちっとも力を発揮できない方が上に居たりするのは、どこの会社でもいるもんです。
ただ、そういった方の梯子を外すというのは、程度に違いはあっても今までのルールで上がってきた人だって、影響が無い訳が無いと思うのです。ここが岩盤となってちっとも改革は進まない理由になるような気がしますね。でも、それを見越して若い世代はそこだけに居場所を作らないというか、別の手立てをどんどん考えていくでしょう。会社としてはマイナスですが、個人としては見込みが無いならそうしますわな。
現実的な面も足を引っ張ります。仮にそれで給料が下げられる人が出てくるわけですが、それは仕方ないとして大ナタ振れるかどうかは正直微妙です。日本の会社の賃金はなかなか上がらないので、最近政府は色々言ってきたりしてますが、大事な有権者(高齢者)を守りつつ、働き方改革を進めるなら、若い世代への税金を抑えてその分を企業から取るって形何でしょうか?それもあまりやれそうには思えませんが・・。この話って、結局はあとの2年(やれるんかいな)で改革をするという医療や年金の社会保障制度とも密接ですからね。難しいだろうし、消費税10%は絶対やるって言ってるからその前に手ひどくダメージがあると思います。
企業の方も一括採用から一般採用へのシフトがついに顕著になってきましたね。でも、これも都合よく人材を囲い込みするだけの目的だったら上手く行かないかもしれませんね。当人の先を見通す力も影響するとは思いますが、大企業に入ってもその後の成長が見込めないような状態なら、のちのちジリ貧になるかもしれないってことが、今見えているわけですからね。今の改革がまさに呼び入れた結果かもしれません、若者だってちゃんとそこは見ていると思いますよ。
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