年金問題って何をいまさら

マスメディアや政治の熱量と一般人のそれはちと違うのではってもう疑いの眼で見てしまう。

こんばんは、アリロボスです。年金問題、急激に騒がれてますよね。みなさんはどう思われますかね。世代や職業とかで色々違うのかと思います。それにつけても、マスコミと野党の騒ぎ方もすごいです。あの2000万とかの話も例の報告書には書かれていないそうですが・・。野党と同じでただただ与党がきらいなのかなw。

正直、わたしのような一般市民からすると、そりゃー年金制度があって、自分がリタイアしたら貰いたい思いは当然あります。ただねぇ・・、野党が年金100年生活は嘘だとか、与党があまりこの話に触れないようにする話もそうで、どっちもどっちなんですよね。野党が与党だった時もあるわけだから、どの口がそんなこと言うんだって思いがあります。

そして、さらに思うのですが、もう私も中年の40代です。しかし、年金だめだろうなぁってのは、普通に学生の頃に思ってましたよ。私の世代でももう年金は払った額の方が貰える額より多いというマイナスゾーンですからね。国の決まりで、納税の義務もあるわけだし、さらに、サラリーマンで税金を差し引かれちゃうわけで、仕方ないって思いますが、払わないですむなら、そりゃそっちの方が良いです。だってマイナスだもの。これってすごいことですよ。マイナスって・・。

自分の親とか見れば、年金がきついなぁってすぐ分かります。私自身は父が他界しているので、母親は遺族年金をもらってます。母本人は国民年金ですが、その額ではとてもじゃないけど生活できないでしょう。成り立っているのは父親の厚生年金からの遺族年金があればこそだと思います。

ちなみに私の父や母は、団塊世代の前の世代ですから、年金では所謂勝ち組だと思います。それでも国民年金単品だとすごい苦しいって思います。私のイメージとすると、学生のバイト代がこんな感じだったなぁって感じます。そのくらい少ない訳で、それだけで生活するのは厳しいです。

あくまで両親はサラリーマン世帯だったからで、人によっては全然違います。たとえば、母親の友人に自営業からリタイアされた方もいますが、やっぱり国民年金のみはすごい苦しいみたいですよ。子供の頃から知っているので、当時のイメージだと、現役世代はけっこう羽振りが良く見えたんですがね・・。自営業の場合は、逆に現役時代にもっと資産運用や貯蓄などの必要があったのかもしれませんね。

この年金問題で今騒がれていることでいやらしいって思うことは、話題として騒がれても、対策とかそうゆう話になるとちっとも進まないだろうなってことが予想できるところです。だけど、その論議は世間的に白熱するので、質が悪いし、雰囲気が嫌ですね。

悲しいけど、自分でなんとかしなければってことでしょう。これは若い世代もそうでしょうけど、年金を貰っている世代にも言えます。だって、もうどうにもなんないでしょ。まともに向き合うのであればそうなります。しないのであれば、自分にお鉢が回らない様に現行を維持するように騒ぐだけでしょうね。

年金だけで生活している人は、怒り心頭かもしれませんが、じゃあ、他の世代に苦しいままでいろって言って、それを受け入れる世代は無いでしょう。どちらも自分たちが大事です。だからこそ、自分でなんとかしろなんでしょう。

やたら金融というか、資産運用の話に結び付けるのもへんな話です。今まで資産運用なんてやっていなかったとか、もうリタイア世代だから資産運用とか言われてもとか、そんなの知らねぇってところなんですよね。働いて給料を貰って、それを色々なものに使ったり、貯めたりするその一環に先々を考えて資産運用したかしないかだけじゃないでしょうか?子供の学費だったりとかと同じレベルかと・・。

国がもっと資産運用した方がいいですよって、アドバイスするのは分かる気はしますよ。なぜなら昔のような普通預金してるだけで利子で儲かるって時代から、自分で運用しないと増えて行かない時代であれば、国の形をどうしたいかを導くのは政府の役目かなって思います。

なんか資産運用の話と年金の話、働き方改革の話など色々騒がれると、欠点ばかりは話されるけど、自分たちの身を切る話になるととたんにアンタッチャブルになる感じがしますね。たとえば、私はサラリーマンなわけですが、おそらく働き方改革って外国人労働者の拡大と、同一労働同一賃金で賃金が上がるってまず思えないです。おそらく、低い方へ合わせるでしょうね。賃金が上がって行っていない国って先進国では日本だけみたいですが、どの会社もだれが好き好んで自分から賃金を上げるとも思えないですもん。

それを感じるからこそ、今の論争も私は遠い感じに聞こえるんじゃないでしょうかね。結局は自分でなんとかするしか無いでしょうし、待っていてもほぼ間違いなく良いこと無いでしょうね。上手く行かないかもしれない、でも、なんとかしようと動けってことですよ。もちろん、私が年金が貰える世代になっても貰えるもんは貰いますよ。ただ、少なくなったとしたら代わりの何かをどうするかってことですね。