聞く側の精査が必要な時代

そのまま影響されるか、グッといったん止まって吟味するか。

こんばんは、アリロボスです。タピオカを全く食べたことが無いのですが、初めからキャッサバと言うか、澱粉の塊だって知らなかったら、もうちょっと興味があったかも・・。意識していなかったとは言え、最初にインプットされた情報ってけっこう影響ありますね。

年々その影響が強くなっていると思うのは、情報の伝え方です。皆さんも意識しているかもしれませんが、どうもトランプ大統領が当選したあたりから表面化した感じがします。もともと2チャンネルだとかネット界隈じゃ当たり前だったと思いますが、今では自分の身を守る為や、お金儲け、情報を伝達するツールとしてみんながきちんと認識しだしたのってその頃じゃないかなぁ・・。賢い人は昔からやっていたんでしょうけど。

私自身が発信することは無いのですが、ツイッターとかブログとかを閲覧するのは私も楽しいものです。しかし、例えばフォローしている人たちの行動を見たりすると、色々SNSの効果を垣間見えたりするんです。

例えば、本来興味のある分野の方のフォロアーになったとして、その人がまったく別の分野の人たちに色々ちょっかい出したりします。これはビジネスの考えからしたら普通の考えです。新たなフォロワーを獲得する以外にも、自分自身の可能性というか影響の領域を広げていくには効果的だと思います。

これを訝しむ元々のフォロワーもいるでしょうね。アイドルやロックバンドとかのコアのファンが、応援している対象がメジャーになったら冷めてしまうって感じ。この考え方も分かります。それでもより影響性を高めるためにはそうやっていくしかないんでしょう。

ただ、このやり取りで思うのが、世界のさまざまな場所で起きている色々なニュースとちょっと通じる箇所があるなって思うんです。それは意見が一方的というか、妥協とかそんなものはほぼ無いってこと。もともとSNSなどのネットでのコミュニケーションは難しいです。チャットだって活字と生の音声との会話じゃなかなか難しいでしょ。

このやり取りを見ると、いたるところで同じようなものを見た感じなりませんか?最近のニュースだとイランとアメリカのゴタゴタです。どちらも相手の意見とか関係無しに一方的に自分たちの主張を言ってます。もちろん、それは相手の言ってる言葉が理解できないとかそんなことじゃないですよね。まさしく自分たちの考えを広めようとしているわけです。要はマウントを取り合っているわけ。だから、否定的な相手の意見なんて妥協するわけがありません。

こういったニュースが飛び交うと表面的にそのニュースを捕らえてしまうと危険です。でも、それの背景などを色々掴むのもなかなかに難しいです。そもそもマスコミのニュースだって、自分たちの報道したいことを報道しているってことは先のトランプ大統領の選挙を見たら一目瞭然なのですから・・。

今回のイランとアメリカの件も、どちらの陣営も強硬派と穏健派のコメントとかを調べて見ると色々考えさせられます。イランと言う国、アメリカと言う国、両国の関係の歴史など、特にイランもアメリカも穏健側の意見を探すのってけっこう面倒くさいです。つまり、一般的に見えるニュース自体がすでにどちらかをメジャーとして扱っているってことですね。

これからますます情報が大事になる時代だと思います。でも、それをどうやって使いこなすかどうかって日々の思考訓練みたいなものがいるような気がするんですよね。それをまた疑い深いとか色々言うような人たちもいるでしょうし。でもよく考えると、一番大事な話をどう有効活用するかって、普通自分が一番得するようにするか、少なくとも得する側にいること第一に考えるのが、普通の人達の考えじゃないでしょうか?だからこそ、あらゆる角度から情報を自分で考えて精査することが重要だと思います。