やっぱなー、だよねー。実力が問われていくような社会になるって、こうゆうことなのかな・・。
ようやく目が覚めてきました。アリロボスです。(眠いってことです)平日の睡眠時間は7時間あると健康にいいみたいですよ。私は1~1.5時間ほど足らないや・・。
私はサラリーマンなので、ニュースで「働き方改革」に関係する案件になると、ぴくッと反応します。(参照:働き方改革、大丈夫?)
正社員と非正規社員の待遇格差を巡って2件の訴訟の最高裁の判決が出るっていうやつです。みなさん、知ってますか?これを私は働き方改革に関係がありそうな案件として捉えました。
一つ目は、正規と非正規で手当に格差があるっていうことで、物流会社とそこで勤める契約社員による訴訟。無事故手当・作業手当・給食手当・通勤手当・皆勤手当てに格差があるのは「不合理」(差があるのは×!)、住宅手当は「不合理とはいえない」(差があるのはしかたないかもよ!)って内容です。
住宅手当の差は、転勤の有無が理由みたいですな。今の企業には、正当な理由が無い場合は転勤を拒否れないことを、就業規則に書いてある場合があります。つまり、契約の段階で盛り込まれている。この転勤が会社側の正当な言い分にされているのは、巷では色々議論がありますよね。今の市井感だと、「こんなのもう古いよ。」って感じでしょうか?会社が全てとはみんな思わなくなった昨今、まぁ、待遇面で割に合わなくなればそうなりますよね。
でも、そもそもですが、手当としてこの部分を考えている限り、これは解消されない格差じゃ無いんですかね?たしかに引っ越しを繰り返す場合は手当が厚くしてほしいでしょうけど、それって、手当じゃなくてそもそも給料に反映していればいいのでは?とも思っちゃいます。転勤OKな人と転勤NGな人で、人材としての価値が違うのは確かでしょ。そこを手当みたく卑怯な言い回しするのがそもそものような気がします。つまり、引っ越しなどの場面に直面しないかぎり、費用が発生しないように手当という形にしている。
これは今の働き方で人材の流動性が増して、気に入らなければ簡単にやめれるし、他の会社に就職しやすくできるような仕組みが出来な限り改善しないような気がします。でも、それが普通になる社会って、多分、逆に会社側も簡単にクビに出来るようになると思うけど。
まぁ、製造業への派遣法の拡張で、本来は希少な技術を有する労働者向きだったものを一般仕様にしてしまったのが原因なので、これを格差と言われても、それに乗った企業側は自業自得で仕方ないと思いますけどね。
二つ目は、これも運送会社で定年退職後の再雇用の嘱託社員が、給与が下がったことが「不合理な格差」と訴えたもの。この判決は「各賃金項目の趣旨を個別に考慮すべき」(言い回しがw)でした。
この理由は、今の日本の働き方の形態がそもそもあるように思えます。裁判所は、「すでに退職金を貰っている(定年退職時に)」、「年金受給が予定されている」って理由にしてますよね。訴訟側は、これに納得が行かないいかないみたいですけど、まだまだ現役の方から見たら、そのまま働き続けるならのその退職金とか、年金とかをもらいつつ、同じってのもなーって思うかもしれません。会社にとっては、そのまま正社員の待遇を維持するのを費用の問題でしょう。(正社員のままだと、40年勤続で掛かる会社の費用が、45年勤続の費用を用意しなければならない。10%以上UP.)
これって当事者の方からしたら、「おれの方が技量が上なのに、なんで新米より給与や待遇が低いんだ」って感じでしょう。私も同じ立場ならそう思うかも。でも新米からみたら、その理由もまた然りで、「あいつ、使えねー割に、なんで給料高いんだよ」って思われてるかもしれませんね。
日本の会社で完全に同一賃金同一労働ってのはまだ全然少ないように思います。つまり、年功序列ね。一時よりは大分解消されたと思うけど、なくなってませんよね。つまり、同じ労働で同一賃金がなりたっているなら、このような不満が出ないはずです。給与の差の話になる時点で、能力・技量の差で説明がされてしまうから。(年齢が給与の差で無くなってしまうと、年齢だけでなく+人格が伴っているかで尊敬の対象になる。)
待遇については、60歳定年退職で退職金や年金などを65歳まで先延ばしできるかどうかで不平不満が無くなると思うけど。60歳を区切りで人生設計されていた方が急にそんな方向転換できるかとか、そのような体制に移行できるような体力が企業側にあるかとか、そこにメリットを感じてやろうとする企業があるかどうかとか、けっこう根が深そうですね。
働き方改革は、ある意味実力主義の社会へのシフトの面もありますが、企業側ばかりが優位な流れに進むと片落ちになりそうですね。でも、自身が会社に依存しないようにシフトしていけば、生き残れると思いたいです。
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